その名にちなんで
『停電の夜に』という短編集を出している、ジュンパ・ラヒリの長編作です。
一冊の中で32年という時が流れているけれど、
ひとつひとつのエピソードは細やかな、
すぐそこにあるような描写でとてもていねいです。
前半では海外での出産とか、家族と離れて暮らす心境とか、
いろいろな事がつい自分と重なるところも多かったです。
そして今回読んでいて、
自分がすごく母親目線になっていることに気がつきました。
6年も前に出ている本だけど、その頃読んでいたら
きっと全然ちがった思いで読んでいたんだろうと思います。
by miam_miam_miam
| 2010-10-09 22:50
| 本・映画